「東洋医学の先生には、当時の現代医学の医者と正反対のことを言われました
−薬はやめて、とにかく運動をたくさんしなさい。自分の関節の動きを元に戻すことができるのは自分の筋肉だけだよ−
確かに説得力はあったんですが、実行するのは並大抵のことではありませんでした。」
その後も、“医学の常識”をくつがえすような治療法にも、「自分の体と相談しながら」試み、着実に健康な身体をとりもどしていった。
「闘病生活で学んだことは、どんな病気であろうと、治癒のキーを握っているのは患者自身ということ。“どうしても治りたい”という意志からすべての道が開けるのだと思います。」
横浜の県立衛生短大卒業後、渡米。「外国で働きたい」という子供の頃からの夢を果たす。その後、高名なアメリカの整形外科医に出会い、最先端技術による手術を受け、1990年、ついに長年のリウマチの呪縛から開放された。「皮肉なのは、私が最終的に治しそこなった股関節の機能を戻してくれたのが、最先端の現代医学だったこと。医の原点には、東洋・西洋の境界線はないことを学びました。」
筋肉と関節の機能回復には、いかに運動が大切かを身をもって学んでいた桜庭さんは、手術の翌日、主治医にリハビリの許可を求めると、医師は大笑い。翌日からすぐ理学療法士を配置してくれたという。「おそらく、他のどの患者よりも運動をしたと思います。1ヶ月もすると、まわりの人から驚かれ、モデルみたいに歩くねとほめられました。」
1996年に出版された桜庭さんの著書「ガールズ・ビー・アンビシャス!」(学生社刊)は、
朝日・読売・日経・東京新聞などに紹介され、大きな反響を得ました。
桜庭さんが日本に帰って感じるのは、一見やせているのに体脂肪率の高そうな人が多い印象をうけるという。こういった「かくれ肥満」は、生活習慣病の大きな要因となっている。若いのに、血液検査や体力は中年並みの人が急増中という日本の動向と一致する。
「平均寿命世界一というのは素晴らしいことですが、健康がむしばまれ、みじめな気持ちで長生きしたとしても、本当に喜ばしいことなのかと…
国家の医療費も破綻寸前です。私は、フィットネスのプロという立場から、“健康で壮快,
かつ医療費のかからない長い人生”という部分に貢献できればと思っています。」
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桜庭さんは、AFAA認定パーソナル・フィットネス・トレーナーの資格をもつほか、日本の臨床検査技師の資格をもつ医療のプロです。また、米国臨床病理医協会(CAP)により、米国における臨床検査技師としての最高峰を示すMT(ASCP)の称号を認められています。フロリダに本部をおく国際ダンス医学サイエンス学会(International Association for Dance Medicine and Science)の会員でもあります。
ニューヨーク市立大学経営修士(MBA)課程修了。青森県弘前市出身。





*注意:フィットネス・トレーナーもしくは臨床検査技師は、いかなる病気の診断・治療行為も行なうものではありません。

